パレット  世界の国々・出逢の風景   〜北米・中央アメリカ編〜
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Mt.キャッスル
水彩
カナダ(カナディアンロッキー)
2002年秋
ボウ川に架かる白い鉄橋のそばで車を停めました。此所から眺めるキャッスル山が、なかなかの風格だったのです。川べりまで降りて、見上げる姿も堂々たるもの。雲が厚くて陽は差しませんが、一応全貌を見ることが出来るので、腰を据えて写生に取り組むことにしました。防寒着を着込んで河原に座り込みましたが、寒さに手がかじかんでしまいました。時々、雲間から射るような光りが走りましたが、最後まで青空が広がることはありませんでした。
トリニダー風景(世界遺産)
水彩 33×23
キューバ
2005年1月
アメリカを飛び越えてキューバを訪ねました。トリニダーは、ユネスコの世界遺産に登録されている古い町。街並は当時のまま国の貴重な建築物として保存されているので、街全体が博物館とも言われているそうです。西日に照らされた家並に、かっての趣きが残っており魅力的。途中、黒い犬が一匹近寄ってきただけで、誰にも邪魔されずに絵を描くことが出来ました。
ロッキー秋景
水彩
カナダ/カナディアンロッキー
2002年・9月
 秋の景色を象徴する紅葉は、日本における常識である。ところが、カナディアンロッキーの秋は、黄色に光り輝く黄葉が常識なのである。快晴に恵まれた秋の1日、テンピークスを眺めながら歩いたトレールは黄金色に染まり、爽やかな空気に包まれて素晴らしい秋景であった。
白い山
(油彩・8P)
カナダ/カナディアンロッキー
2002年・9月
 テンピークスと言えば、カナディアンロッキーの中ではトップスター格であるが、この山並みと谷を隔てた向かい側に,白い岩山のエッフェルピーク(3064)を見ることが出来た。雲一っない青空を背にして、光り輝いていた。それは白い大理石で出来た宮殿の様であった。偶然出会うことの出来た極めて異色の山である。
テンピークス
水彩
カナダ/
2002年・9月
 前回訪ねたのは初夏、みどりがとても美しい季節でした。バンフでお世話になった宿のオーナーの「秋のバンフは黄色に染まる」という話が忘れられず、今回は黄葉の秋を見てみたいものだと思い、再度カナヂィアンロッキーを訪ねたのでした。
 しかし、例年になく秋の訪れが遅れていて、山麓はまだ緑のままでした。
 このテンピークスが見える高地には、黄色い秋の気配が感じられました。この山は、かって、カナダ紙幣の挿絵にも選ばれたことがあるロッキーを代表する絶景の一つとして有名です。確かに、横一列に並ぶ峰々の眺めは素晴らしく、浸食された地層の棚には雪が付き個性的な美しさを見せてくれました。南に面した斜面で日向ぼっこをしながら写生出来たのは良かったのですが、それでも谷から吹き上げてくる風に指がかじかんでしまいました。
アグネス湖
水彩
21.8×27.0cm

カナダ/
カナディアンロッキー/ニブロック山

1999年・初夏
 ロッキーには、凡そ300もの湖があると言われているが、中でも標高の高い地点にあるのが、この レイク・アグネスである。”ロッキーの宝石”と賞され、観光客で賑わうレイク・ルイーズ湖畔から登り始め、途中ミラ−湖を経ておよそ2時間位登った山上に在る。そこは人影も少なく、静寂に包まれていた。
 6月末、湖面は未だ氷結しており、陽の当る湖岸の一部だけが青い水面を見せようとしていた。更に湖畔に沿った細い道を辿ると、眼前に荒削りな岩山が迫ってきた。道が雪の中に消えていた地点でUターン。日溜まりの斜面に腰を下ろして写生を始めたら、すぐ近くに可愛いリスたちが姿を見せた。
ランドル山
油彩・F8号
カナダ/
カナディアンロッキー/バーミリオンレイクス

1999年・初夏
 この特異な容姿のランドル山は、カスケード山と共にバンフの象徴的な存在です。近景に繋がる湖面は、バーミリオン・レイクス。朽ちた立ち木も、綺麗な水に清められて白く輝いていました。自然が美しいバンフ国立公園の一部です。
 湖畔でスケッチしていたら、対岸から鹿に似たエルクという動物の子供連れのファミリーが、ボスを先頭にして静かに湖面を渡って近くまでやってきました。映画の一シーンを見ているようで、とてもファンタステイクな心ときめく出逢いがありました。




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