2009フランス&スイスの旅

◆12日目(7月26日)快晴

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◆ミューレンに移動する


見納めのモルゲンロート

新型車両に乗り込む

 6時、鮮やかではなかったがモルゲンロートがみられた(写真左上)。  7時、朝食。宿泊料を清算してもらい、ユーロで支払いを済ませる。
 8時、マダムに別れを告げた。「こんなにいい天気なのに・・・」とマダム。
 8時39分発の電車には悠々と間に合った。乗客の姿はまばら。さもありなん、こんなにいい天気なのだから、この時間に街を去るなんて勿体ない話しである。電車は新型車両であった(写真右上)。
 定時出発。走り出して暫くの間、クラインマッターホルンとブライトホルンが時々姿を見せて、次第に小さくなり乍ら見送ってくれた。今度こそ見納めになるだろう・・・そんな感慨に浸り乍ら、別れを惜しんだ。
 Vispで乗り換えたが(写真下)、時間に追われて1等車に乗ってしまった。2等車に移動する為には、急な階段を登らなくてはならない。どうせ次の駅で乗り換えなくてはならないので、そのまま1等のシートに座っていたら車掌がやってきた。事情を説明したら「次回は注意してほしい」と言い、1等車利用を認めてくれた。


Vispで白い電車に乗り換えた

 シュピーツでもう一度乗り換え。次の乗換駅インターラーケンオストまでの区間は立ったままであったが、ラウターブルンネンまでは座ることが出来た。
 ラウターブルンネンも快晴。日差しが暑かったが観光案内所に立寄り、リージョナルパスのパンフレットをもらった(写真右下)。駅前のロープウエイに乗り継ぎ、グリュッチアルプからミューレン行きの電車に乗り継ぐ。

谷を挟んだ向こう側に、先ずはアイガーが現れ、続いてメンヒが姿を見せる。そして、ユングフラウの巨大な山塊が繋がり、ミューレンが近づくと三山揃い踏みの姿は圧倒的な迫力で迫って来た(写真下)。車窓からの展望に見とれているうちに12時20分、ミューレン駅に到着した。


ラウターブルンネン駅前、背後に見えるのがシュタウプバッハの滝(落差:287m)

グリュッチアルプを出ると左手にアイガーとメンヒが現れた

 ホームから外へ出るには、階段を登らねばならない。重い荷物でも転がしての移動は簡単であるが、それを抱えて階段を上がるのは骨である。溜め息をついていたら、同じ電車に乗っていた中年の韓国人男性が助けてくれた。感謝、感謝である。駅前から、ホテル・ユングフラウまでの坂道を登る。途中、アイスを食べている子等を見かけ、カメラストップ(写真下)。可愛いい姿に癒される。


アイスを食べ乍ら寛ぐ仲良し なんて可愛いのだろう!

◆シルトホルンへ


HOTEL JUNGFRAUこのホテルに3泊の予定である

 ホテル・ユングフラウはひっそりとしていた。チェックインを済ませて、直ぐにシルトホルンを訪ねることにした。この好天を逃すことは出来ない。
ロープウエイ乗り場(シルトホルン駅)は10分位の距離であった。


シルトホルンに向うロープウエイからメンヒとアイガーが見えた

回転レストラン:ピッツ・グロリアの窓には周囲の景観が映っていた

 意外と沢山の客がいた。Birgで乗継ぎ、Pig Grolia へ(写真右上/左下)。高度を上げて行く程に展望は広がり、山々のスケールが小さくなって行く(写真右下)。期待していた残雪も少なく、心を惹き付ける景観と出会うことが出来なかった。パノラマは楽しめたもののスケッチブックを広げる気持ちにはなれなかった。貴重な時間である。無駄には出来ないので展望台を一回りした後、下りのゴンドラに乗り込む。


回転レストランとアイガーとメンヒ

シルトホルン展望台からの三山。左からアイガー・メンヒ・ユングフラウ。

シルトホルンからのパノラマ

シルトホルン駅に帰りついたのは、5時少し過ぎであったが、まだ日は高い。家内には先に帰ってもらい、以前見つけたビューポイントを思い出して訪ねた。其処で1枚、ブライトホルンをメインにした構図で描かせてもらった。


花飾りが美しい丸太小屋

ディナーの料理:野菜サラダ、コンソメ、鮭、ビーフ、シャーベット

 6時過ぎ、ホテルに帰着。
 7時〜、dinner。食堂の窓には三山が並び、贅沢なdinner timeであった(写真上)。
 8時、入浴。疲れたなあ、と思う。
 9時、三山が、ほのかに赤く頬染めた(写真下)。


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