2007アルプスへの旅
◆3日目(8月16日)晴れ〜◆4日目(8月17日)雨 目次へ
前の日
次の日へ
次の日


◆メンフィスベルグ


ミラベル庭園からの眺め

 7:00、朝食。荷物を預け、昨日スケッチした川縁に出掛けた。今日も晴れ、暑くなりそうだ。ミラベル庭園を通り抜ける時、まだ人影は少なかった(写真左)。 川縁の木陰のベンチに腰掛け、時間を掛けずに城塞のスケッチ(写真下)。


川沿いの遊歩道からの眺め

 出来ることなら高い視点から眺めて見たいと崖を見上げると、格好の展望台があることがわかった。人影も見えたが、適当なルートが見つからない。諦めかけていたら、「歩き方」にメンフィスベルグが紹介されていることを家内が発見。すぐ近くにエレベーターがあることも分かり、急いで移動した。

 エレベーターは、一気に崖の中腹まで引き上げてくれた。そこには博物館があったがパス。外に出ると、城塞と市内を一望できる見晴らし台であった。先程見上げて確かめた展望台の一端であった。イメージしていた景観が広がっていたので感動した。ゆっくり腰を据えて取り組んでみたいと思ったのだが、今日は残された時間が少ない。残念ながら空模様も悪くなった。カメラに収め(写真下)、しっかり網膜に焼き付けただけで帰路につく。若しもこの街に再訪の機会があれば、必ずこの場所に来てみたいと思う。帰路の途中でスーパーに立ち寄り、「ハーブ入り、アルペンザルツ」を購入した。


メンフィスベルグからの眺め

◆レンタカーでスタート

 11:30、約束の時間より30分前にHerz 営業所に出向き、所定の手続きを済ませた。運ばれてきたのは、赤のシトローエン。ちょっと気恥ずかしい感じのする車であるが、目立つことはよいことだ。操作について幾つか質問して確認、シートベルトを締め静かに発進させた。いよいよこれからレンタカーでの旅がスタートである。慎重運転! 安全運転! 心に誓う。

 郊外に出るとほぼ一本道。道路番号を確認しながらベルヒテスガーデンまでスムースに走った。曇り空は変わらず、これではヴァッツマンは見えそうもないな・・・残念だな・・・と話していたら、急にワイパーが動き始めたのでびっくり。小雨が降り出した所為だと理解する。フロントガラスに雨滴を受けるとセンサーが反応して、自動的にその雨量に応じた速度でワイパーが動くらしい。この車、なかなかの優れもののようである。楽しみにしていた山岳風景であったがやむを得ない。一時停止する事も無く通過した。

 次に目指したのは、Zell am See。有名観光地だけに標識も多く、迷うこともなく到着出来た。此処までおよそ100キロメートル。先ずは無事の到着、めでたしである。今夜の宿泊予定地として考えていたのだが、大きな湖の眺めは締まりがなく、湖岸までびっしり立ち並ぶホテルやペンションを、多くなった車で渋滞する流れの中から眺めている内に、どちらからともなく、「泊ってみようという気持が薄れてしまったね。」

 急遽、予定を変更する。"隣の村:Kaprun ならば、山頂へのロープウエイもあり、眺めも良いと「歩き方」に書いてあるよ。" 家内からの情報に心変わりをしたのである。

◆Kaprun


HOTEL TAUERNHOF

 Kaprunは、こじんまりとした村であった。観光案内所の場所を尋ね尋ね、細い道を慎重に走る。条件に合致した3軒のホテルを紹介してもらったが、比較する元気はなく、「案内所から一番近い場所に建つホテルにしよう」と即決。「HOTEL TAUERNHOF」4ッ星(写真右)1泊2食付き、112ユーロ。円に換算すると、凡そ17000円である。見せてもらった2室の内、広い方(124ユーロ)に決めてヴェランダに立つ。眼の前に小山の斜面が続き、全体をしっとり覆う緑が美しい(写真)。山裾に並び建つ家々はいかにも平和な山村の眺めであり、何より静かであることがいいと思う。


ベランダからの眺め

ベランダからの眺め

 6:30から夕食。サラダ(セルフメイド)、かぼちゃのポタージュ、メインはローストビーフ(ポークステーキ)、ムースのデザート。それに赤ワイン(ビール)を付けてもらった。なかなか充実したディナーであったと満足。
 入浴を済ませ、休息に専念。今日1日の行動を振り返ってみると、結構息つくゆとりがなかったように思う。家内、半分眠ったまま入浴。よほど疲れてしまったのであろう。


工夫された折り方のテーブルナプキン


今夜の料理 セルフメイドのサラダがうれしい

 

◆4日目(8月17日)雨

終日、雨。室内で読書、睡眠を繰り返す。

ライン


ホームへもどる
HOME
目次へ
前の日
次のページへ
次の日