2007アルプスへの旅
◆2日目(8月15日)快晴 目次へ
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◆ノイエ・ピナコテーク「現代美術館」


27番の市電に乗って美術館へ

ノイエ・ピナコテーク正面

 9:15、チェックアウト。  荷物をホテルに預け、市電を利用してノイエ・ピナコテークへ向った。開館5分前に到着出来た(写真上)。此処には18世紀半ばから20世紀にかけての作品が、およそ5千点収集されており、ドイツ19世紀美術はもとより、印象派の作品が充実しているとの定評のある美術館である。


展示室入り口

 入館すると、先ずはセガンティーニの作品が眼に飛び込んで来た(写真左)。この美術館が自慢とするコレクションのひとつなのだろう。僕らもこの作品が一番のお目当てであったので、大満足である。フラッシュを使わなければ撮影してもよい、というので、お気に入りの作品を多数撮らせていただいた。中から6点だけセレクトして、このページに掲載しておくことにする(写真下)。いずれも,すばらしい名作である。


セガンティーニ

ホドラー

ゴッホ

セザンヌ

ゴーギャン

マネ

池に横たわる着衣の女

美術館前の池

◆ザルツブルグへ

 急げば、予定の列車より1時間早い列車に乗れるかも知れないと思い、急ぎに急いだのだが果たせなかった。昨日確認しておいた発車ホームとは、別のホームに変更されていることに気がつかなかったのである。予定通り、12:47発の鈍行を待つ。

 朝は雲が多く肌寒い陽気であったが、青空が広がり好天となる。定刻通り発車した2階建てのモダンな列車(写真)は、冷房も効いており快適であった。流れ去る車窓の風景を眺めながら、ガラ空きの車中で昼食(パン、バナナ、卵、リンゴジュース)を済ませた。


2階への階段、2階もガラ空きであった

ザルツブルグ駅に到着した2階建ての列車

 


懐かしいホテルAdlerhof

 14:32、ザルツブルグ着。  真っ直ぐ、予約しておいた Adlerhof に向う。駅から5分の距離。 以前泊ったことのあるホテルである(写真右)。フロントのおばさんは新顔。聞けば、お世話になったオカミさんは8年前に亡くなり、その息子さんがNew Bossになった由、あれから10年近い歳月が流れていたことを確かめることになり感慨も一入である。

◆旧市街へ


ミラベル庭園の入り口

 15:00、先ずは懐かしいミラベル庭園を訪れた。歩いているうちに、当時の記憶が甦ってきた。座り込んでスケッチした場所は勿論のこと、公衆トイレの場所や小さな小道も懐かしく思い出すことが出来た。当時と同じ場所に立ち、新たな感動を覚えながらシャッターを切った(写真左、下)。 「あの日も晴天で暑く、私は飲み水を差し入れに来てあげたよね」「公衆トイレを見つけて、ヤレ助かった!と思ったが、閉まっていて使えなかったっけ・・・それで、どうしたのだったかな?」 家内も、様々なことが思い出されてくるようであった。

 

 

 


橋の上から見たザルツブルグ城塞

 橋の上から眺める城塞は、ザルツァッハ川を従えて堂々たる姿である。川の流れと土手の曲線を近景に入れた構図を確かめ、ゆっくり橋を渡った。土手から眺める城塞の姿もいい。道端の草を座布団にして腰を据え、城塞の写生に取り組む(写真下)。家内も横に座り、対岸に見える教会のスケッチを始めた。老人夫婦が道端に並んで座り絵を描く図は通る人の興味を引くらしく、何人もの人が立ち止ってはそっと覗いていった。


橋の上から見たザルツブルグ城塞

賑わうモーツアルト生家前

 ともあれ1枚描くことが出来たので、残る時間は旧市街の観光に使うことにする。旧市街の入り口で、ガイドに引率された日本人観光ツアーのグループに出会った。好都合である。グループの流れに乗って歩いたら、効率よく観光スポットに立つことが出来た。
 モーツアルトの生家の前は、観光客で賑わっていた(写真左)。

 

先日テレビで放映していた評判のホットドックの店を思い出した。細い路地を入った所に見つけたが、やはり観光名所になっているようで10人余りのお客が列を作っていた。うだるような暑さに耐えながら、家内も列に加わり順番を待った(写真左下)。見れば、チケット売り場のような小さな窓一つでの商い。しかも、全ての作業を一人のおばさんだけで切り盛りしていたと言うから驚いた。掲示板には日本語の案内も貼ってあったが(写真右下)、日本人の姿はなかった。


暑さに耐えながら行列に加わり順番を待つ

日本語の案内もあった
 汗を流しながら食べ終わった家内、今度はアイスクリームを買い込み(写真下)、いかにも美味しそうであった。さもあろうと思うが、お腹は大丈夫であろうか?

アイスクリームを買う

ライン


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