★ 2003 ニュージーランドの旅
◆16日目(1月30日)快晴 前の日へ
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【本日の旅程】=湖畔→クロムウエル→ダンスタンス湖→マウントクック村

(◆マークの付いた写真をクリックすると拡大画像が見られます)

◆クイーンズタウン、さようなら

 今回の旅では初めての、雲一つない快晴の朝を迎えた。8時に2階の食堂へ。Gill と Kelが朝食をserve。.昨日リクエストしておいたクロワッサンは、焼き上がるまでに10分待たされたが、熱々のクロワッサンは格別の美味しさであった。メニューは、ヘルシーな食材にこだわっているように思った。生のフルーツ盛り合わせ(バナナ、イチゴ、キウイ、西瓜、オレンジ、グレープなどを小さく切ったもの)、organicヨーグルト、生ジュース、テイー、焼立てのクロワッサンとトースト。

 9時、チェックアウトを済ませて出発。今日は、マウントクックまでの距離凡そ270キロメートルを走らねばならない。町はずれのシェルで満タンにする。若い娘が笑顔で窓ガラスを綺麗にしてくれたのがとても嬉しく感じられた【写真右・上】
 27日にスケッチした湖畔に寄ってみる。快晴の朝の光に輝くその景観は、実にすがすがしい眺めであった【写真右・下】。大きく深呼吸をしながら、展望を楽しみ、立ったままの姿勢で軽くスケッチをした。湖畔にゆったりと立ち並ぶ家々に住む人たちは、幸せだと思う。庭の芝生に水をまく主婦の姿があった。毎日こんな風景の中で過ごせたら、どんなにか心休まることであろうと思う。


清清しい笑顔の娘さん

◆気持良い朝の湖畔◆

◆バンジージャンプ


湖畔に咲いていた花

◆Lake Hayes◆

湖畔に咲いていた花
 10時頃、Lake Hayes にちょっと寄ってみる。なかなか雰囲気のある湖であった【写真上・中央】。湖畔には少しだけだが小さな花が咲いていた【写真上・左右】。次回来るチャンスがあれば、ゆっくりしてみたいと思う。クロムウエルまで50キロ余り。途中「Kawarau Bridge Historic Reserve」の看板が目につき、又、寄り道をする。バンジージャンプで売り出そうとしている所らしい。駐車場には観光バスも停まっていた。崖の上には観覧席が作られてあり、沢山の人たちが見守る中を、青年が飛んた。命綱が伸びきり水面すれすれの所で身体が停止すると、ゆっくり2度3度と跳ね上がった。待機していたボートが急いで駆け付け、逆さ吊りの青年を収容した。階段を登り観覧席まで帰って来た青年は、観衆からやんやの喝采を受けて、嬉しそうであった。次に、若い娘が飛ぼうとしていた。しかし、彼女は足がすくんでしまったのか、動かない。皆、静かに成行きを見守った。やめるのかな、と思ったその時、係のおじさんに押し出されるような格好で、お尻から落ちて行った【写真下】。何だか可哀想であった。それにしても、大した勇気ある行為であると感服しきり。あんな恐ろしいこと、お金をもらってもお断りである。

お尻から落ちるジャンパー

2度3度と跳ね上がった

収容されるジャンパー

◆クロムウエル

 ずーつと遠くの方まで見渡せる道が続く。道の両サイドにはブドウ畑が拡がりはじめ、その中にワイナリーが点在。路肩には呼び込みの看板が建てられてあった。クロムウエルに近づくと、アプリコットなどのフルーツを売るスタンドが道路沿いに現れた。そして、町の象徴でもあるジャイアントフルーツのオブジェが姿を現わした【写真右】。前回は、この町でfish & chipsを買って食べたことを、懐かしく思い出した。今回は、スーパーNew World に寄り、4日分の食料を買込む。大きなダンスタン湖に沿って走り、キャンプ場(Bendigo)の木陰で昼食。このダンスタン湖の水もミルキーブルーで美しい。湖岸には車も人影もなく、ひたすらに静かな一時であった。

 


ジャイアントフルーツの看板

◆プカキ湖


◆プカキ湖◆
 オマラマ、ツワイゼルの町を通過、ようやくMt.Cookが見えてきた。遠目にもそれとすぐ分る堂々とした白銀の山である。まもなく、プカキ湖の南端に着いた。ここのT字路を左折、湖に沿った道をMt.Cook村へ向って走る。
プカキ湖もミルキーブルーに染まっていて溜息が出る程に美しい。湖畔に連なっている低いセピア色の山並が湖面に投影している眺めも美しい。南北に細長く横たわるミルキーブルーの湖面が、微妙な濃淡の違いを見せており、これも又美しい。北の方角に目を転ずれば、Mt.Cookを主峰とするサザンアルプスの山並みが白く輝きながらミルキーブルーの湖面の上に在った。夢のように美しい景観である【写真左】。次第に近づいてくるMt.Cookに、何度足を止められたことか。5時頃、ハーミテージに到着した。

◆グレンコーウオーク

 フロントで聞いてみたら、明日の天候はwindyで良くないだろう、と言う。まだ日没迄には時間があるし良く晴れている。「今日のうちに稼いでおきましょうよ!」と、家内は元気である。休息したい気持をぐっと抑える。予約しておいたモーテル棟(304号)に荷物を降ろし、急いでグレンコーウオークへ行くことにした。

◆Mt.Cook◆

 登り口は、ホテルのすぐ近くにあった。駐車場に車を置いて、潅木の茂る急な坂道を登る。10分余りで突然視界が開けるビューポイントに飛び出した。確かに見事なMt.Cookの展望台である。一部に雲を纏ったMt.Cookの端正な姿を、正面に大きく展望することが出来た【写真右】。写生に取り組むことにしたが、狭くて足場も悪く腰を降ろす場所もない。彼女は、一足先に下山した。如何に方向音痴でも迷うことはないであろう。


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