今日は快晴。ゴルナーグラート に行くことにした。食事を済ませて8時、ホテルを出た。途中、パン屋に寄って昼食を用意し、川沿いの道を駅に向う。古い家並みが保存されている細い路地を覗いてみたら、丁度朝日を受けてセピア色の板壁が美しく輝いていた【写真左2枚】。ここは、昔のツェルマットの風情が味わえる情緒満点の裏通りである。しばし、道草をくってしまう。
9時頃、登山鉄道駅には多くの人たちが列を作っていた。皆、溌溂としており華やいだ雰囲気が気持ち良い。終点のゴルナーグラートまで40分位だが、今日は格別の天候である。森林限界のリッフェルアルプあたりを過ぎる頃、白いマッターホルンが視界に飛び込んでくる【写真下左】。「ホーッ!」声にならない感動が車内に満ちた。終点近くからミシャベル山群 <Mischabel>【写真下右】も美しく展望出来て、時間の経過を忘れていたようだ。 |