ラインの流れを眺めながら歩く遊歩道は変化に富んでおり退屈することはない(写真上)。少しづつ川幅を広げ水量も速度も増して行くように思われたころ、架かっていた橋桁に進入禁止の標識が付けてあった。まもなくラインの滝なのだな、と理解出来た。
滝の轟音が聞こえてきた。電車の通る陸橋を対岸に渡ってラウフェン城に近づいて見たが、城は修理中でカバーがかけられており滝を見る場所ではないらしいことが分かり引き返した。石段を降りて行くと滝のルックアウトが所々にあった。ラインの中程に立つ大きな岩に向って打ち付ける激流は、なかなかの迫力である。遊覧船が水煙りの中をスイス国旗の立つ岩迄次々と人々を送り届ける景観、岩の頂きに立ち滝のど真ん中から見物している人々の姿が見えた。さほどの落差はないのだが、想像していた以上の迫力が感じられexcitingな滝見物であった(写真下)。
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