2008フランス周遊の旅

◆2日目(11月22日)晴れ・曇り

目次へ
目次
前の日へ
前の日
次の日へ
次の日


ホテル窓からの眺め

ホテル正面玄関

 モーニングコール:6時。7時:荷物を廊下に出して、A夫妻と一緒に食堂へ。パンにハム、フルーツ、ヨーグルト。ゆで卵もついて、まずまずの内容であった。出発の8時まで、部屋で寛ぐ(写真上/右/下)。


ホテル正面にスタンバイしているツアーバス

◆フランス周遊バスの旅スタート


このバスで8日間の旅に出発する

 今日から始まるフランス周遊バスの旅、ホテル前で待っていてくれたのは大型の赤い観光バスであった。メンバーの総勢は24名だから、座席はゆとり一杯である。それぞれ窓際に座り景色を楽しみ乍ら行くことになった(写真左)。

 バスは、サンレモに向って南下を始めた。ホテルを出るとすぐに高速7号線に乗る。ビルの姿はたちまち消えてなくなり、視界は一面に広がる農地に変わった。収穫の終わった農地の真っただ中を、道は何処迄も真っ直ぐに伸びていた。フランスは、農業国なのだな、と実感する。朝日が昇ってきた。農地の上を朝日を受けて伸びたバスの影が小踊りしながら並走する(写真左下)。北の方角には、アルプスの白い山並みが遠望できた(写真右下)。


朝日を受けて並走するバスのシルエット

アルプスの白い山並みが見えた

◆リヴィエラ海岸を走る


突然、地中海が見えた

太陽に輝くリヴィエラ海岸

 ホテルを出発して凡そ1時間半、海が見え始めた。地中海である。バスは右折して、リヴィエラ海岸に沿って走った。太陽が海面を照らして眼に眩しい。30分も走らないうちに、奇麗に晴れ渡っていた空が一面雲に覆われるようになった。雲間からサーチライトのように海面を照らす太陽光が美しい。刻々と変化する海面の景観を飽かず眺めた(写真上/下)。


次第に雲が厚くなってきた

朝市(乾燥トマト)

朝市(シクラメン)

 この一帯は、オリーブ、アーモンド、レモン、オレンジなどの産地だそうだ。幾つもトンネルを通過して11時、バスはサンレモに入った。市場を見学。日用雑貨から食料品、鉢植えの花(シクラメンが多かった)なども並び、賑わっていた。当地の名産だという瓶詰めのスパイスを買い求めた(写真上/下)。


朝市で瓶詰めのスパイスを買う

サンレモの街並

 街のレストランで軽く昼食(スパゲティー)を済ませて、モナコへ向う(写真下)。


リヴィエラ海岸の美しい家並み

◆モナコ大聖堂とグレイス・ケリー


モナコ大聖堂の前で

モナコ大聖堂

 3時少し前、モナコの地下駐車場に到着。地上に出て最初に眼に飛び込んできたのが、モナコ大聖堂であった。ハリウッドのスターであったグレイス・ケリーがモナコの王様レニエ3世と世紀の結婚式を挙げた場所である。大聖堂の前に看板が建てられており、その時の写真と5カ国の言葉で説明がしてあった(写真上/右/下)。


モナコ大聖堂前に建ててあった案内看板

案内看板の写真を拡大

 見ると、1956年4月19日と記されてある。あれから50年余りの歳月が流れたのだ。改めて当時のことが懐かしく思い出された(写真下)。


思い出の懐かしいショット

◆モナコ大公宮殿


モナコ大公宮殿

モナコ大公宮殿前の広場

 次に訪ねたのがモナコ大公宮殿。13世紀に要塞として築かれた城と言うだけあって見晴らしが素晴らしい。さすが観光立国だけあって港には豪華クルーザーなどがぎっしり並んでおり、モナコF1グランプリのコースも見えた(写真左上)。ほんとにこんな町中の細い道を最高300キロ余のスピードで走り抜けていくのだろうか?!  これでは見る方も走る方も命がけだな、と思った。
 外から見た宮殿は飾りも少なく平面的で簡素。小さな入り口に門衛の兵士が二人立っていることで宮殿らしい格式を感じさせられた。見学は出来なかったが、建物の内部はルネッサンス様式で華麗に改装されているらしい(写真右上)。


モナコ大公宮殿前の広場

王宮を取り返す為、僧侶姿で侵入して成功した

東側・モンテカルロ方面

西側・フォンヴィエイユ方面

モナコ大公宮殿向かい側にある建物

モナコ大公宮殿南側の断崖

にこやかでスマートな警官

 ポリス詰所前に立つ警官も若い女性警官とペアを組み、お揃いの清潔感溢れる制服を着用していて好感度抜群である。カメラを向けたら、にこやかに対応してくれた(写真右)。

◆エズ村

 モナコから車で5分、海岸に沿った岩山に建つ小さな村:エズを訪ねた。村の礼拝堂は13世紀に建てられたものと言うから、古い歴史のある村である。村の入り口から登りが続き、頂上には熱帯庭園(1人:2.5ユーロ)が造られていた。沢山植えられていたサボテンが眼を惹いた。見晴らしも申し分ないものであったが、生憎の曇り空であることが残念であった(写真下)。


エズ村からの眺め

エズ村の熱帯庭園からの眺め

熱帯庭園のサボテン

熱帯庭園のサボテン

熱帯庭園からの眺め

熱帯庭園からの眺め

エズ村の展望台にてAOKI夫人と

エズ村にてAOKI氏

 石畳でしっかり造られた道の両サイドには,石造りの家が軒を連ねていたが、石壁には緑や赤の蔦の葉があしらわれていたりして、窮屈な感じが少しもしない。手工芸品の店や喫茶店、レストランもあった(写真左/下)。


エズ村のレストラン入り口に破廉恥ブタ

石造りのエズ村

エズ村の家並み

格調高い石造りのエズ村

エズ村にて

 壁に沢山のお面が飾られている店があったので、中を覗いてみた。室内の壁は全てお面や木工品で埋められており、部屋の片隅では年配の彫り師が一人、お面作りに集中していた。飾られているお面は、すべてこの彫り師の手になるものらしい。自然木の表情から、異なったイメージが湧くのだろう。一つとして同じお面は見当たらなかった(写真右/下)。


エズ村にて

エズ村にて

エズ村にて(おみやげ店)

エズ村にて(操り人形)

今夜のホテル・ALBERT

 エズから今夜の宿泊地:ニースへ向う。その途中で香水工場に立寄り見学したが、僕は興味がないのでバスの中で休息。
 18時過ぎ、ニースのホテル・アルバートに到着(写真左)。


ライン


ホームへもどる
HOME
目次へもどる
目次
前のページへ
前の日
次のページへ
次の日