今日の予定は、午前中だけ全員でサンチャゴ・デ・コンポステラの観光を楽しみ、午後は各自自由行動をすることになっている。
◆ サンチャゴ・デ・コンポステラ <SANTIAGO DE COMPOSTELA>
今回の旅の終着点であるサンチャゴ・デ・コンポステラは、中世独特の面影を今に残している門前町である。9世紀初頭、キリスト十二使徒の一人:聖ヤコブの墓と思われるものが発見され、そこに教会が建てられた。時の法皇レオン三世がこの地を聖地に指定すると、10世紀にはローマ、エルサレムと並ぶ大巡礼地になり、以来数知れない巡礼を迎え入れて今日に至っている街である。
この街を象徴するのが、聖ヤコブの棺が安置されているカテドラルである。そのカテドラルと街の佇まいが一望出来る丘に上がってみた【写真下】。丘には沢山の樹木が生い茂っており、一周出来る散歩道にはベンチもあって、公園として市民の憩いの場所にもなっているようであった。ここから、“街全体がモニュメント”ともいわれる落着いた街の佇まいをしっかり眺めることが出来た。 |