パレット♪ 西伊豆写生行 (2000. 2/8〜2/9)

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◆ 伊豆長岡へ
 西伊豆地方からの富士山を眺めてみょうと思い立ち、午後から愛車ビッグホーンをスタートさせました。この日、関東地方には強風注意報が出されており、東名高速道路を真直ぐ走るのに神経を使いました。強い左からの横風を受けて車は右側に流されてしまうからです。しかし、この強風、スモッグで汚れた大気を綺麗に吹き飛ばしてくれるに違いありません。

 沼津インターを出る頃には、風はすっかり治まりましたが、今度は車の渋滞に泣かされました。信号機の故障もあったらしく、交差点には警官が立ち、手動で信号を操作しているではありませんか。お陰で、目的の場所へはとても到着できそうもなく途中で断念しました。旅に思いがけない事故はつきもの、とは思うものの、期待していた夕映えの富士を観望出来ず、とても残念な事でした。伊豆長岡に宿をとり、明日に備えることにしました。
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◆ 達磨山にて
達磨山キャンプ場からの 夜明けの富士
達磨山キャンプ場からの 夜明けの富士
 5時にはしっかり眼が醒めて、6時30分頃だという夜明けの時刻に遅れてはならじ、と、目的の場所に急ぎました。それは、標高982メートルの達磨山。富士が良く見える山として、カメラマンには有名な場所だそうです。6時10分、頂上より3キロ東に位置する『達磨山キャンプ場』の入り口に車を停めました。そこにも、すでにスタンバイしている複数のカメラマンの姿がありました。

 雲一つない快晴です。雪化粧した白く美しい富士の姿が、眼前に在りました。日の出と共に頂上がホッと薄紅色に染まり、パステルカラーで変化していく空を背にして、それはほのぼのと赤く大きく光り輝いていきます。しばし我を忘れて、その秀麗な姿に見とれてしまいました。やっぱり、富士は日本一の山です。世界の名山だと思いました。
 風もない静かな夜明けでしたが、足下は10センチ位の霜柱がグサグサ立ち並び、凍れる寒気に耳が痛くなってしまいます。陽が昇り、少し暖かくなってから、写生を始めました。それでも、水彩は画面に凍りついてしまい役に立ちません。色鉛筆を使ってのスケッチになりました。
【油彩画の完成作品はこちら】


◆ 西浦海岸へ
西浦海岸より
西浦海岸より富士を望む
 遅い朝食を済ませ、富士が綺麗に見える海岸線を走ってみました。爽やかな空気は、遥か遠い南アルプスの山並みまで美しく見せてくれました。
 陽光を受けて明るい表情になった富士は駿河湾の上に在り、漁船や釣り舟の並ぶ
西浦海岸からの眺めは、特に西伊豆らしい雰囲気があって気に入りました。

 潮の香りや海鳥の声、船出していくエンジンの音などを聞きながら、今度は水彩も気持ち良く使うことが出来ました。


 葛城山からの展望も魅力でしたが、地元の若者に聞いたら、片道2時間位かかるという。諦めました。大瀬崎にも行ってみましたが、いまいちでした。桜花咲く4月頃は美しい景観になるだろうと思われ、いずれも又の機会にすることにしました。(終わり)


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